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【書籍】みのり ★★オバフォ屋雑貨店だけでの限定販売!★★

¥1,900 税込

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(有)シリトリアさんは、オバフォーで2019年末まで連載されていた「あの頃アーカイブ~聞いて集めた普通の人のほほぅな話」 http://dosuru40.com/category/ciritoria-archive/ で、それぞれの時代を生きた普通の人々のエピソードを紹介してくださったみなさんです。そのお一人、まゆぽさんは、「出前チチカカ湖」 http://dosuru40.com/category/titicaca/ で月亭つまみさんと一緒に肩のチカラの抜けた軽妙なおしゃべりを繰り広げてくださっています。

以下、まゆぽさんとシリトリアさんの文章です。

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シリトリア のこと、『みのり』のこと

『みのり』を制作した有限会社シリトリア は、今年創業30周年を迎えた小さな会社です。違う会社で同じ業務に就いていた4人はある研修会で知り合い、仲良くなり、一緒に旅行をしました。妙齢の女子4人は旅先で、仕事の愚痴でも、恋バナでもなく、徹夜でしりとりをして遊び、自分たちの会を「しりとり会」と名付けます。

数年後、ある者はフリーライターになり、ある者は海外で数年を過ごして帰国し、ある者は異動で別の仕事に就き…とそれぞれの道を歩む中で、自分の会社を作った1人が「会社って簡単に作れるよ」と言い出し、4人は会社を作ることにしました。「シリトリア 」は「しりとり屋さん」という意味です。一つの仕事が終わるころ、次の新しい仕事が来ますように、との願いも込めました。

以来、何度も資金繰りに苦しみ、メンバーの結婚・出産・介護などで活動できない時期を過ぎ、今やみんな立派なオバフォー(どころかオバシス)となり、ここ数年は少しずつ、会社らしい活動ができるようになりました。

その時、「人の話を形に残すことを仕事にしよう」と経営方針を決定。基本は話を聞いて、文章にして、本やディスクの形にします。すでに書かれたものを編集してまとめることもあり、『みのり』はお父さんの櫻井紀彦さんの文章を中心に構成したものです。

櫻井さんに出会ったのは2014年のこと。メンバーの1人がラジオのクイズ番組に出場し、そこで司会の高田文夫さんにシリトリアの話をしたところ、たまたま聴いていた櫻井さんが興味を持って連絡をくださったことがきっかけです。

誤飲事故が元で、9歳で亡くなったみのりちゃんのことを何らかの形で残したいと、事故の日からご自身でずっと書き溜めたものに、ご家族それぞれからの詩や俳句、たくさんの家族の写真やみのりちゃんの絵などを加えました。みのりちゃんと家族の記念碑になるような本、みのりちゃんが本から飛び出してきて誰かの心を動かしてくれるような本になったと思っている、シリトリアの自信作です(みのりちゃんと櫻井さんの力ですけど)。

事故に遭った時のこと、病院での日々、そして遺された家族の思いなど、内容は決して明るいものではありませんが、写真のみのりちゃんの笑顔やこの事故を越えていく家族の姿は、温かく、力強いメッセージになると信じています。

1人でも多くの方に手にとってほしくて、櫻井家の皆さんにお許しをいただき、「オバフォ屋雑貨店」限定で販売いたします。
可愛くて、元気の出るこの本を、ぜひ、オバフォー仲間のあなたに読んでもらいたいのです。

『みのり』 櫻井紀彦 著  2015年3月発行
140×158×10mm 182ページ
編集・デザイン・DTP 有限会社シリトリア

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